ケノプシア(人のいない空間) 2016
ケノプシア(人のいない空間)
インドの作家、ミトゥ・センは、茨城県天心記念五浦美術館と北茨城市の旧富士ケ丘小学校の2か所で展示を行います。日本では人口が減り、廃校になる学校が次々と現れていますが、人口が増え続けるインドでは、子どもたちが学校に行きたくても校舎が足りないという状況があります。芸術祭のリサーチのために県北地域を訪れたセンは、その両者の現状の違いを見つめ、遠く離れた2つの国の空間を「子どもたちがいる/いた場所」を媒介にして、1つにつなげようとします。茨城県天心記念五浦美術館では子どもたちとコラボレートした400点に及ぶドローイングを展示します。かつて天心が示した、東洋を貫くようなヒューマニズムの精神を表現します。
作品情報
- 作品番号
C-02
- 作品名
ケノプシア(人のいない空間)