雑草

雑草 2016

雑草

明治時代、押し寄せる近代化の波にあらがい、日本近代美術を仲間とともに打ち立てた岡倉天心。美術行政家として辣腕をふるった雄々しいイメージで知られる一方、その著作『茶の本』には、「間」や「儚さ」といった、自然と調和し、ただそこに人やものがあることの、飾らない美学が表されています。この六角堂は、晩年の天心が瞑想のための場所として建てたものです。繊細な植物を彫刻する須田悦弘は、さりげなく佇む雑草と花の木彫をその中に配し、私たちをほっとさせるような、肩肘の張らない空間を表現しました。天心が慈しみ後世に遺そうとした東洋美の一端は、この展示空間に現れているのではないでしょうか。

作品情報

作品番号

C-03

作品名

雑草

アーティスト

Yoshihiro SUDA

須田悦弘 Yoshihiro SUDA

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展示会場