茶の本

茶の本 2016

茶の本

芸術祭の「海か、山か、芸術か?」の題字を担当した書家の木下真理子。彼女にとって初の取り組みとなるインスタレーションは、岡倉天心の『茶の本』(1906)から触発された言葉を、西の内紙に書作し、それらを分断して再構築するという、書の新しい表現による作品です。木下は、分化した文字の断片・断片がさながら「気」というエネルギーとして次元を超えて交差する、と述べています。中央の畳に座り、『茶の本』の世界観が一つの「茶室」に見立てられた空間と対話してみてください。「大切なことは文字に残すのではなく心から心へ伝達する」「ひたすら座禅することで悟りを体験する」。禅思想の「不立文字(ふりゅうもんじ)」に基づき作家が述べた言葉のように、110年前の天心からのメッセージを感受していただけることでしょう。

作品情報

作品番号

F-09

作品名

茶の本

協力

五介和紙

アーティスト

Mariko KINOSHITA

Photo: 清水尚

木下真理子 Mariko KINOSHITA

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展示会場