2016.09.24

(  Model Course  )#5

ブロガーが綴る。デジタルアートを駆け巡る1日。

  • デジタル
  • 1DAY
  • 一人旅
  • 海側エリア
レポーター石川真弓

レポーター レポーター石川真弓

ロフトワーク広報・プランナー。個人ブログを続けて12年、本業の傍らギズモード・ジャパンなど多数Webメディアのライターを務める。著書に「HDR写真魔法のかけ方レシピ」(技術評論社)。

東京から日帰りで行ける、デジタルアートも観光名所も食も楽しみたい人のための欲張りコース。日立駅からレンタカーで五浦海岸へと北上し、チームラボが手がけたデジタルアートを楽しみ、六角堂を見て穂積家住宅でランチの常陸牛に舌鼓。高戸海岸に出現した巨大なアートと海の景色を堪能した後は袋田の滝まで車を飛ばし、ジョン・ヘリョンの作品と圧巻の滝の風景で締めくくりました。

START

  • 09:00 日立駅
  • 10:00 日立シビックセンター
  • 11:20 茨城県天心記念五浦美術館
  • 12:15 六角堂
  • 13:00 穂積家住宅
  • 14:30 高戸海岸
  • 16:45 袋田の滝

GOAL

START

09:00
日立駅

東京駅で6:53発の特急ひたち1号(いわき行)に乗って101分ほどで日立駅に到着!

日立駅の海に浮かんでいるかのような透明な駅舎は、”世界の最も美しい駅舎の”ひとつにも上げられているそうです。

1日立駅

東京駅で6:53発の特急ひたち1号(いわき行)に乗って101分ほどで日立駅に到着!

日立駅の海に浮かんでいるかのような透明な駅舎は、”世界の最も美しい駅舎の”ひとつにも上げられているそうです。

9:10
シーバーズカフェで朝食

まずは駅直結のシーバーズカフェのガラス張りのオーシャンフロントの空間で、海の水平線を眺めながら美味しい朝ご飯とコーヒーで贅沢な朝からはじめました。カフェのすぐ外には村上史明による望遠鏡型の作品が展示され、望遠鏡を覗くと日立の美しい海の姿に見慣れぬ光景が楽しめます。駅構内は、ダニエル・ビュレンによって虹色の空間に大変身。虹色の光が駅構内に差し込み、とっても幻想的で未来的な空間でした。そして写真映えもするオススメの撮影スポット。

2シーバーズカフェ

まずは駅直結のシーバーズカフェのガラス張りのオーシャンフロントの空間で、海の水平線を眺めながら美味しい朝ご飯とコーヒーで贅沢な朝からはじめました。カフェのすぐ外には村上史明による望遠鏡型の作品が展示され、望遠鏡を覗くと日立の美しい海の姿に見慣れぬ光景が楽しめます。駅構内は、ダニエル・ビュレンによって虹色の空間に大変身。虹色の光が駅構内に差し込み、とっても幻想的で未来的な空間でした。そして写真映えもするオススメの撮影スポット。

10:00
日立シビックセンター

日立駅から徒歩2分、日立シビックセンターには、米谷健+ジュリアのウランガラス製のシャンデリアなど複数の作品を鑑賞することができます。

和田永による日立電輪塔が点滅するテレビと音が不思議な空間を作り出していました。ラジオを持って近づくとテレビの点滅と同期した音が鳴り響くので、この塔を操作しているかのような体験ができました。

3日立シビックセンター

日立駅から徒歩2分、日立シビックセンターには、米谷健+ジュリアのウランガラス製のシャンデリアなど複数の作品を鑑賞することができます。

和田永による日立電輪塔が点滅するテレビと音が不思議な空間を作り出していました。ラジオを持って近づくとテレビの点滅と同期した音が鳴り響くので、この塔を操作しているかのような体験ができました。

10:20
日立シビックセンター

テア・マキパーの植物や本物の小動物や小鳥を展示したバスの作品も必見です。外見は廃墟のようなバスの中は、植物が生い茂り小鳥や小動物が歩き回る生きた空間のギャップが楽しめます。

他にも、河口洋一郎榊原澄人木本圭子といった注目のアーティストの作品を一挙に楽しみました。

4日立シビックセンター

テア・マキパーの植物や本物の小動物や小鳥を展示したバスの作品も必見です。外見は廃墟のようなバスの中は、植物が生い茂り小鳥や小動物が歩き回る生きた空間のギャップが楽しめます。

他にも、河口洋一郎榊原澄人木本圭子といった注目のアーティストの作品を一挙に楽しみました。

11:20
茨城県天心記念五浦美術館

日立駅でレンタカーを借りて右手に海を眺めながら五浦海岸まで一気にドライブ! 目指すは茨城県天心記念五浦美術館です。県北”海側”の目玉展示のひとつである、チームラボの「小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」は、デジタルアートに興味がある人なら絶対に外せない展示でしょう。作品鑑賞パスポートがあれば追加料金なしで入場できる上に、そこまで混雑していませんでした。

5茨城県天心記念五浦美術館

日立駅でレンタカーを借りて右手に海を眺めながら五浦海岸まで一気にドライブ! 目指すは茨城県天心記念五浦美術館です。県北”海側”の目玉展示のひとつである、チームラボの「小さき無限に咲く花の、かそけき今を思うなりけり」は、デジタルアートに興味がある人なら絶対に外せない展示でしょう。作品鑑賞パスポートがあれば追加料金なしで入場できる上に、そこまで混雑していませんでした。

11:20
チームラボのデジタルアートを堪能

会場に入ると、真っ暗な空間の中にうっすら浮かぶデジタルのお花の光、そして漂うお抹茶の香りが。本物のあったかいお抹茶が淹れられて、そこに可憐なデジタルのお花を浮かべられています。暖かいお抹茶の器を手に取り、光るお花の可憐さとお茶の香りで心が癒やされます。デジタルアート4作品はどれも息をのむ繊細さと美しさ。私は「増殖する生命 II」が一番のお気に入りです。

6茨城県天心記念五浦美術館

会場に入ると、真っ暗な空間の中にうっすら浮かぶデジタルのお花の光、そして漂うお抹茶の香りが。本物のあったかいお抹茶が淹れられて、そこに可憐なデジタルのお花を浮かべられています。暖かいお抹茶の器を手に取り、光るお花の可憐さとお茶の香りで心が癒やされます。デジタルアート4作品はどれも息をのむ繊細さと美しさ。私は「増殖する生命 II」が一番のお気に入りです。

11:20

そして広い部屋壁一面に投影されたダイナミックなデジタルアート「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」の空間は圧巻。鑑賞者の影が文字に触れると、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていきます。

7茨城県天心記念五浦美術館

そして広い部屋壁一面に投影されたダイナミックなデジタルアート「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」の空間は圧巻。鑑賞者の影が文字に触れると、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていきます。

12:15
六角堂

海側の五浦海岸まで来たならば、六角堂は外せないスポットです。 太平洋に張り出した岩盤の上に岡倉天心みずからが設計し建てた赤い六角形の堂が建っています。松林を背後に太平洋の白波と、鮮やかな朱塗りの六角形の建物の風景は一見の価値あり。六角堂の中には須田悦弘の作品が隠れています。「え?どこに作品が?」と見逃してしまうので、ご注意を。どんな作品かは見てからのお楽しみ。海と松林にマッチする雄大なジャン・ワンの作品も楽しめます。

8六角堂

海側の五浦海岸まで来たならば、六角堂は外せないスポットです。 太平洋に張り出した岩盤の上に岡倉天心みずからが設計し建てた赤い六角形の堂が建っています。松林を背後に太平洋の白波と、鮮やかな朱塗りの六角形の建物の風景は一見の価値あり。六角堂の中には須田悦弘の作品が隠れています。「え?どこに作品が?」と見逃してしまうので、ご注意を。どんな作品かは見てからのお楽しみ。海と松林にマッチする雄大なジャン・ワンの作品も楽しめます。

13:00
穂積家住宅

茨城県指定有形文化財にも指定される穂積家住宅へ。

ここでは華道家の上野雄次が3Dプリンタを用いて完成させたインスタレーションがとても印象的でした。真っ暗で静かな展示空間の中のベンチに座って、山のように積まれた土の上に佇む白く輝くお花を見つめます。あまりに暗いので、実は3Dプリントされたお花だというのは、展示を見た後に読んだ説明文で気づき、もう一度見に行きました(笑)

他にも、伊藤公象によるブルーパールの陶磁器のアート、サンドリーヌ・ルケデビー・ハンによる作品群を楽しみました。

9穂積家住宅

茨城県指定有形文化財にも指定される穂積家住宅へ。

ここでは華道家の上野雄次が3Dプリンタを用いて完成させたインスタレーションがとても印象的でした。真っ暗で静かな展示空間の中のベンチに座って、山のように積まれた土の上に佇む白く輝くお花を見つめます。あまりに暗いので、実は3Dプリントされたお花だというのは、展示を見た後に読んだ説明文で気づき、もう一度見に行きました(笑)

他にも、伊藤公象によるブルーパールの陶磁器のアート、サンドリーヌ・ルケデビー・ハンによる作品群を楽しみました。

13:30
萩の茶屋でランチ

秋の期間だけ限定オープンする「萩の茶屋」で、常陸牛を使ったステーキや常陸牛ハンバーグなど、地元の食材を活かした美味しいランチも楽しめました。古民家レストランとしての雰囲気も素敵でした。ハンバーグは240gでしっかりボリュームがあるのに食べやすく美味しく、スタッフもテキパキとにこやかでした。

10萩の茶屋

秋の期間だけ限定オープンする「萩の茶屋」で、常陸牛を使ったステーキや常陸牛ハンバーグなど、地元の食材を活かした美味しいランチも楽しめました。古民家レストランとしての雰囲気も素敵でした。ハンバーグは240gでしっかりボリュームがあるのに食べやすく美味しく、スタッフもテキパキとにこやかでした。

14:30
高戸海岸

海岸そのものがアートの一部!高戸海岸の前浜には、イリヤ&エミリア・カバコフニティパク・サムセンの自然と融合した壮大なアート作品が展示されていました。 カバコフの作品は、言ってしまえば大きい絵を斜めに置いているだけといえばそうなんだけど、雄大な海岸に絵の空が妙にマッチしていて、なんだかとても良いのです。お天気が曇り空だったのが残念。次回は晴れた日にもう一度見たいものです。

11高戸海岸

海岸そのものがアートの一部!高戸海岸の前浜には、イリヤ&エミリア・カバコフニティパク・サムセンの自然と融合した壮大なアート作品が展示されていました。 カバコフの作品は、言ってしまえば大きい絵を斜めに置いているだけといえばそうなんだけど、雄大な海岸に絵の空が妙にマッチしていて、なんだかとても良いのです。お天気が曇り空だったのが残念。次回は晴れた日にもう一度見たいものです。

16:45
袋田の滝

海側から山側へ車を走らせます。近いようで遠い山側⇔海側の移動は、移動時間をちゃんと計算しておきましょう、2時間弱はかかります。

せっかく県北に来たのなら、日本三大瀑布の袋田の滝を見ておきたい。山側には他にも見てみたい素晴らしい作品がたくさんあるのですが、最後の行き先はここを選びました。

滝に続くトンネルの中にインストールされたジョン・へリョンの作品は、曲線的なアクリルユニットが光を放ち、それはまるでヴァーチャル世界の川のよう。トンネルという無機質な空間にくねくねいろんな色に光る川が頭上に加わって不思議でダイナミック空間が楽しめます。

そして、やっぱり滝は圧巻!大自然に勝るアートは無いのだななんて思ったり思わなかったり(笑)。袋田の滝周辺は一大観光地でもあるので、食事処やお土産屋さんもたくさんあって、観光としても十分に楽しめます。(でも18時以降はほとんどのお店が閉まっていました。)

日立駅に戻ったのが19:00頃。レンタカーを返して、20時の特急ひたちで東京へ戻ります。

レンタカーはトヨタレンタリース茨城日立駅前店でレンタルし、1日8000円弱。山側⇔海側の移動をしたので約200kmの旅でした!

12袋田の滝

海側から山側へ車を走らせます。近いようで遠い山側⇔海側の移動は、移動時間をちゃんと計算しておきましょう、2時間弱はかかります。

せっかく県北に来たのなら、日本三大瀑布の袋田の滝を見ておきたい。山側には他にも見てみたい素晴らしい作品がたくさんあるのですが、最後の行き先はここを選びました。

滝に続くトンネルの中にインストールされたジョン・へリョンの作品は、曲線的なアクリルユニットが光を放ち、それはまるでヴァーチャル世界の川のよう。トンネルという無機質な空間にくねくねいろんな色に光る川が頭上に加わって不思議でダイナミック空間が楽しめます。

そして、やっぱり滝は圧巻!大自然に勝るアートは無いのだななんて思ったり思わなかったり(笑)。袋田の滝周辺は一大観光地でもあるので、食事処やお土産屋さんもたくさんあって、観光としても十分に楽しめます。(でも18時以降はほとんどのお店が閉まっていました。)

日立駅に戻ったのが19:00頃。レンタカーを返して、20時の特急ひたちで東京へ戻ります。

レンタカーはトヨタレンタリース茨城日立駅前店でレンタルし、1日8000円弱。山側⇔海側の移動をしたので約200kmの旅でした!

レポーター石川真弓
旅を振り返って

 

海、山、滝、常陸牛、海を見ながらのドライブ、そしてもちろんアートも、一気に楽しめて大満足な旅でした!とても楽しかったです。

五浦の天心記念五浦美術館は、“海側”の一番奥に位置しているので、ここに一度行ってしまうと、山側の展示まで見るのは大変になってきます。しかしながらチームラボの展示と六角堂は、今回の芸術祭の中でも、老若男女わかりやすく楽しめるのでおすすめです。

展示時間の9:00(場合によっては10:00)から17:00の間にどれだけの展示を見て回れるか、予習して綿密なコース設計が必要だと感じました。この秋は、アートを楽しみながら茨城県北を巡る旅に出かけてみませんか?

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01

県北“海側”アートトリップ

滝 睦美

レポーター 滝 睦美

北茨城市在住。茨城県企画部県北振興課副参事。芸術祭事務局の一員として、海と山を駆け巡る日々を送っている。

モデルコースの第一弾としてお届けするのが、“海側”に点在するアート作品をめぐるおすすめルート。北茨城市から高萩市を経て、日立市へと南下する旅。自然と人工物とアートが織りなす、今だけの風景を楽しんで。

  • アート
  • 1DAY
  • 一人旅
  • 海側エリア

03

デザイナーが行く。県北“海側”食紀行。

鈴木 崇之

レポーター 鈴木 崇之

1981年東京生まれ板橋区育ち。BRANCH.Inc代表。多摩美術大学環境デザイン学科卒業。インテリアデザイン事務所に勤務したのち、D&DEPARTMENT、良品計画を経て独立。商品開発から空間設計までをサポートし、飲食店や物販店、オフィスなど様々な場のデザインを手掛ける。

チームラボが展示を行う茨城県天心記念五浦美術館から、テア・マキパーや和田永の作品が観られる日立市へ。「セルフ地産地消」を旅のモットーとする食いしん坊デザイナーが向かったのは、“海側”だった。地元の方の声を頼りに巡った“海”と“森”と“食”の記憶をご紹介。

  • 食いしん坊
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  • 海側エリア