リサーチプロジェクト - 3

ニティパク・サムセン Nitipak Samsen(タイ/英国)

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PROFILE
1979 年タイ生まれ/英国在住。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(英国)修士号取得。プロダクトとしてのデザインではなく、メディアとしてのデザインを通して、日々の暮らしのパラドックスを探求。2011 年パリ・デザイン・ウィーク(フランス)、2012 年リュブリャナ・デザイン・ビエンナーレ(スロベニア)、2013 年サイエンス・ギャラリー(アイルランド)などで発表。

 

滞在期間:2016.1.3-1.7
滞在地:常陸大宮市、日立市など

 

県北地域の山側、海側全般を視察したところ、特に和紙に興味を抱き、常陸大宮市の和紙の資料館を調査して、館の担当者とも対話を重ねた。その経験から、紙でテトラポットをつくる案が浮上。最終的に素材は変更されたが、ここで着想された作品が制作される予定だ。

 

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日立シビックセンター屋上から日立市の景観を望む(左)。日立市の日鉱記念館にて、掘削などに用いられた機械類を見る(右)

 

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Coin Flipper 2009
Photo by artist
※参考図版

ニパン・オラニウェート Nipan Oranniwesna(タイ)

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PROFILE
1962年タイ生まれ/在住。1996年東京藝術大学大学院絵画科修了。地図に記された建物や道路などをカッターでくり抜き、立体的な町の姿を浮かび上がらせる。地図はさまざまな都市とつながり、不思議な街の風景を提示する。2007年ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)、2008 年釜山ビエンナーレ(韓国)、2013 年シンガポール・ビエンナーレなどで発表。

 

滞在期間:2016.1.6-1.10
滞在地:常陸太田市、常陸大宮市など

 

常陸太田市、常陸大宮市で廃校や商店街空き店舗などを中心にリサーチ。日立市では駅周辺と日鉱記念館を見て回った。歴史的なコンテクストに興味を持ち、常陸太田市鯨ヶ丘商店街の歴史的建造物・梅津会館にインスピレーションを受け、インスタレーションの計画を練ることになった。

 

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鯨ヶ丘の立川醤油店にて、県北の食文化に触れる(左)。
同醤油店店主のご自宅では、幕末に天狗党によって付けられた刀傷を観察(右)

 

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City of Ghost 2008
Installation at Busan Biennale 2008
※参考図版

イザベル・デジュー Isabelle Desjeux(シンガポール)

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PROFILE
フランス出身/シンガポール在住。1995年エディンバラ大学(英国)分子生物学博士号、2010年ラサール芸術大学(シンガポール)修士号取得。分子生物学の研究をバックグラウンドに、科学の研究プロセスにおける“失敗”の概念や事例などをアートに結びつけ、映像、インスタレーション、パフォーマンス的講義など様々な手法により表現する。2010 年TEDxBiopolis、2013 年マレー・ヘリテージ・センター、2014 年シンガポール美術館などで発表。

 

滞在期間:2016.2.13-2.22
滞在地:常陸大宮市、北茨城市など

 

分子生物学を専門とする科学者であるデジュー。今回のプロジェクトでは、県北の植生に大きな興味を持ち、各地で植物の写真を撮影・調査を行った。2月21日のアートトークに出演し、地域の方々と交流を深めた。来年度は廃校にて植物に関するワークショップとインスタレーション展示を行う予定。

 

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常陸大宮市の旧美和中学校の理科準備室にて生物標本などを撮影する(左)。北茨城市の六角堂では、県北の雄大な自然環境に触れた(右)

 

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Laboratory of Pataphysics 2011
※参考図版

ピウス・シギット・クンチョロー Pius Sigit Kuncoro(インドネシア)

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PROFILE
1974 年インドネシア生まれ/在住。1998 年に国立芸術大学ジョグジャカルタ校を卒業、美術学士号取得。2015年、JP Soetardjo という架空のヴェトナム人を設定し、現実と想像を取り入れた作品「JogjaContemporary」を発表。2001 年のアーカスプロジェクトでは、16人の架空の子供の絵を描き、彼らを探すプロジェクト「あなたに会いたい」を展開。

 

滞在期間:2016.2.20-2.25
滞在地:大子町

 

大子町に大きな興味を持ち、同町の常陸大子駅前商店街などを中心にリサーチした。クンチョローはこれまで架空の人物を設定し、その人物にまつわる物語を編み上げ、関連する絵や事物をコラボレーターとともに創作するインスタレーションを制作してきており、今回は大子町を訪れた架空の家族を想定して作品制作を行う見込み。2月21日にはアートトークに参加。

 

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大子町の宮川コミュニティーセンターにて、こんにゃくの作り方を学ぶ(左)。同所では常陸大宮市の環境と歴史についても話を聞いた(右)

 

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Menyelami Pikiran JP Soetardjo 2015
Personal property of JP Soetardjo
※参考図版