リサーチプロジェクト関連イベント

リサーチプロジェクト関連イベント

リサーチプロジェクトの関連イベントとして、シンポジウムとアートトークを開催しました。
シンポジウムでは、フィリピンと日本のアーティストおよびキュレーターを招聘し、テクノロジーや産業とアートの関係性に焦点を当てたプレゼンテーションとディスカッションを行いました。
またアートトークでは、茨城県滞在中のアーティストたちが、県北でのリサーチ・滞在の印象や興味を持ったこと、また自身のこれまでの活動・作品や今後の展開について語りました。

 

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>> シンポジウム
「アートというマジック 見えないものを見せる技」

本シンポジウムには、定員を超える申し込みがあり、当日は県内外から約100名の参加者が訪れた。
まず、計算機科学と物理を組み合わせた制作手法によるメディアアート作品を次々と生み出し「現代の魔法使い」と呼ばれる落合陽一と、自然科学とテクノロジーを組み合わせた遊び心あふれる立体作品をつくるイアン・カルロ・ハウシャンがプレゼンテーションを行った。落合は、最先端のテクノロジーを活用し、映像でも物質でもない新しいメディアをつくり出す試みとしてのアート作品を紹介、参加者からは感嘆の声が上がった。一方、ハウシャンは自身の手で科学とアートを組み合わせたユーモラスな作品を紹介し、会場の笑いを誘った。
次いで、フィリピンから招いたキュレーターのホセリナ・クルスを迎え、茨城県北芸術祭総合ディレクターの南條史生がモデレーターとなり、「今日のアートが、いかに不思議な発見に満ちているか?」を探るトークセッションを行った。冒頭では、クルスが科学技術を利用した不思議なアート作品などについて解説。その後、南條のモデレートにより、そもそもアートとテクノロジーは語源が同じであり、現代ではそれぞれの境界がなくなっていること、テクノロジー・デジタルの発達した近未来の生活がどうなるかといった議論が展開された。
また、茨城県北をリサーチした感想として、ハウシャンは「日鉱記念館を訪れて、フィリピンと日本における炭鉱文化の違いのようなものを感じられて興味深かった」と述べた。落合は「茨城は色々なものが県内にあり、まるで一つの国のような独特の文化を持っている地域だと思う。地平線が見えるというところや、空が広くて明るいところも良い」と語り、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

 

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日時= 2016年3月5日(土) 13:30-16:00
会場=日立シビックセンター502号会議室
(茨城県日立市幸町1-21-1 日立シビックセンター内)
主催=茨城県北芸術祭実行委員会
特別協力=日立市
出演=落合陽一(メディアアーティスト)、イアン・カルロ・ハウシャン(アーティスト)
ゲスト:ホセリナ・クルス(MCADManila 館長/キュレーター)
モデレーター:南條史生(茨城県北芸術祭総合ディレクター)

 

>>アートトーク
「アートが地域でできること」

2 010年にアーカスプロジェクトのレジデンスプログラムに参加し、今や世界で活躍するアーティストに成長したソンミン・アンの茨城再訪を機に、四方幸子がモデレーターとなりトークを行った。前半は、アンによりアーカスを含む近年のさまざまなプロジェクトが紹介され、音や音楽と人々の体験に焦点を当てながらコミュニケーションを活性化していくアーティストの力を確認することができた。後半は、当初ワークショップを通して「地域とアート」を探索するプランが予定されていたが、本人の直前の判断でフリートークに変更となり、会場からは多くの質問が飛び出し、活発な意見交換が交わされた。アーカス滞在時に知り合った旧知の人たちも多く来場し、トーク終了後の交流会まで会場は大きな盛り上がりを見せた。

 

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日時= 2015年10 月15 日(木) 19:30 ~ 21:00
会場=アーカススタジオ
(茨城県守谷市板戸井2418 もりや学びの里内)
主催=茨城県北芸術祭実行委員会
出演=ソンミン・アン(アーティスト)
モデレーター:四方幸子(茨城県北芸術祭キュレーター)

 

 

>>アートトーク
「今、アートで何が起こっているのか」

期間限定で地域の食材を活用したレストラン「高萩『萩の茶屋』」を開設している穂積家住宅にて、茨城県北芸術祭総合ディレクター南條史生がモデレーターとなり、福原志保とヴェンザ・クリストが自身の活動・作品について紹介するアートトークを行った。科学、アート、デザインの領域を超えた活動を続ける福原は、最先端のさまざまなバイオテクノロジーを取り入れたアート作品・活動を紹介し、茨城県とゆかりのあるテクノロジーと融合する作品を展開したいと語った。クリストは、メディアアートと農業、建築、教育などの幅広い社会の分野で対話を重ねて融合させたプロジェクトを紹介し、県北でも地域コミュニティと協働した作品をつくりたいと語った。

 

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日時= 2015年10月18日(日) 15:00 ~ 16:30
会場=茨城県指定文化財 穂積家住宅
(茨城県高萩市上手綱2337-1)
主催=茨城県北芸術祭実行委員会
特別協力=高萩市
出演= 福原志保(BCL)、ヴェンザ・クリスト(アーティスト)
モデレーター:南條史生(茨城県北芸術祭総合ディレクター)

 

 

>>アートトーク
「アートが開く~日常から、そして日常へ~」

リサーチのために、県北地域を訪れていたイザベル・デジューとピウス・シギット・クンチョローに、自身の活動・作品や今後の展開について聞くアートトークと交流会を開催した。科学者の経歴を持ち、自然や科学をテーマに作品を制作するデジューは、県北の植物をテーマとした、誰もが科学者のような興味・関心が持てる作品をつくりたいと語った。一方、架空の人物を構想し、その人物にまつわるインスタレーション作品を手がけるクンチョローは、県北地域の人々を巻き込んで作品をつくっていきたいと語った。

 

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日時=2016年2月21日(日) 14:00-17:00
会場=常陸太田市総合福祉会館(茨城県常陸太田市稲木町33)
主催=茨城県北芸術祭実行委員会
特別協力=常陸太田市
出演=イザベル・デジュー(アーティスト)、ピウス・シギット・クンチョロー (アーティスト)
モデレーター:四方幸子(茨城県北芸術祭キュレーター)