開催概要

茨城県北芸術祭とは

風光明媚な海と山が織り成す豊かな自然に恵まれた茨城県北地域は、かつて岡倉天心や横山大観らが芸術創作活動の拠点とした五浦海岸、クリストのアンブレラ・プロジェクトで世界の注目を集めた里山をはじめ、独自の気候・風土や歴史、文化、食、地場産業など、多くの創造的な地域資源を有しています。
こうした資源の持つ潜在的な魅力をアートの力を介して引き出すことにより、新たな価値の発見と地域の活性化を図るため、日本最大規模となる広大な「KENPOKU」地域を舞台として2016年秋に「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」を開催しました。

 

この芸術祭には延べ77万6千人もの方々の来場があり,アートを通じた地域の魅力発信や活性化につながりました。
次回の芸術祭は2019年(平成31年)の秋に開催を予定しています。

 

 

 

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 開催概要

総合ディレクターからのメッセージ

芸術祭会場に想定されている茨城県の北部(茨城県北地域6市町)は風光明媚な海浜部と自然豊かな山間部の双方が複合して独自の世界を形作っている。そこは、伝統的な文化・社会に根ざした生活が営まれている一方で、大都市東京も近く、現代の新しい技術、文化からも至近距離にある。

 

茨城県内の歴史を振り返ってみると、この地域では江戸の末期から炭鉱が開かれ、日立周辺は銅鉱山、工業・産業が発展し、明治以後の日本の近代化を支えた地域であった。一方、北茨城の五浦はアジアの美学の重要性を唱えた岡倉天心や横山大観らが居を定め、日本近代美術の発展と深い関わりを持ったことで知られている。

 

近年では、アーティストのクリストが、常陸太田にアンブレラ・プロジェクトを実現し、先進的なアートの発信が話題になった。県内には筑波大学や研究所等が所在し、「科学万博−つくば’85」の開催地になった経緯もあり、茨城県は日本のアートと科学技術発展の拠点にもなっている。

 

そこでこの芸術祭は、茨城の持つこのような先進性に注目し、自然との対話と同時に、最先端の科学技術との協働にも注目をしていきたい。現代において、美術はもはや絵画と彫刻からなるだけではない。科学技術を使ったメディアアート、さらに次世代の変革を担う生物学を援用したアートも登場している。こうしたアートの新しい可能性を紹介することも茨城らしいこととなるだろう。

 

創造的であることはより良く生きることにつながる。人間はいつの時代も工夫を凝らし「さまざまなもの」を作り、「技術」を革新してきた。ユニークなアイディア、独自の視点、新たな試みをもって前に進むことは喜びである。こうした喜びを、アートを通して地域の人々と共有したい。

 

自然、科学技術、人間性の統合を可能にするのはアートである。アートこそが、多様な知と創造的な思考、分野を超えた協働と地域に根ざした活動、哲学的視野と生きる喜びを統合して、明日への新たなヴィジョンを開示できるのではないだろうか。

 

こうした確信の上に立って、茨城県北の芸術祭は、海と山の自然、歴史と生活に彩られた町の中に「驚きと感動」を誘う最先端の芸術作品を招聘し、地域に根ざした「今ここ」でなければ生まれてこない独自の芸術祭を誕生させたい。そして、地域の人はもちろんのこと、好奇心に満ちた日本の、そして外国の多数の人々に茨城県北の魅力を発見してもらいたいと願っている。

 

茨城県北芸術祭 総合ディレクター

南條 史生

名称

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭

テーマ

海か、山か、芸術か?

総合ディレクター

南條 史生

会期

2016年9月17日(土)~11月20日(日)[65日間]

開催市町

茨城県北地域6市町
日立市 高萩市 北茨城市 常陸太田市 常陸大宮市 大子町

主催

茨城県北芸術祭実行委員会(会長 茨城県知事)

助成

独立行政法人国際交流基金アジアセンター、
公益社団法人企業メセナ協議会2021芸術・文化による社会創造ファンド、
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセパリ本部、
台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター、フィンランドセンター、
オーストラリア大使館/豪日交流基金、イスラエル大使館、損害保険ジャパン日本興亜株式会社

協力

東京藝術大学、筑波大学、茨城大学、シラパコーン大学(タイ)、
国立芸術大学デンパサール校(インドネシア)、ラサール芸術大学(シンガポール)、
デラサール大学(フィリピン)、ベトナム美術大学(ベトナム)、アーカスプロジェクト実行委員会、
インドネシア大使館、首都大学東京、株式会社ワンダーコーポレーション、茨城県内郵便局

機材協力

エプソン販売株式会社、ジャパンマテリアル株式会社

後援

東日本旅客鉄道(株)水戸支社、経済産業省、独立行政法人製品評価技術基盤機構

協賛

常陽銀行、茨城日産自動車株式会社、つくば歯科衛生専門学校、取手歯科衛生専門学校、
アサガミ株式会社、株式会社アダストリア、株式会社ウィンド・パワーグループ、茨城県国民宿舎鵜の岬、
株式会社NTTドコモ茨城支店、東日本電信電話株式会社茨城支店、JAグループ茨城、JX金属株式会社、
関彰商事株式会社、株式会社筑波銀行、東京ガス株式会社、株式会社ビベル、森ビル株式会社、
一般社団法人茨城県建設業協会、茨城トヨペット株式会社、株式会社関電工、木内酒造合資会社、
大和ハウス工業株式会社、株式会社日本ヒューマンサポート、株式会社つくばアカデミー、
ネッツトヨタ茨城株式会社、株式会社坂東太郎、水戸信用金庫、茨城県信用組合、茨城県信用保証組合、
公益社団法人茨城県水質保全協会、昱株式会社、一般社団法人茨城県建築士会、一般社団法人茨城県建築士事務所協会、
一般財団法人茨城県建築センター、一般社団法人茨城県造園建設業協会、一般社団法人茨城県バス協会、
株式会社エナリス、株式会社エナリスパワー、オリジナル設計株式会社、鹿島埠頭株式会社、
鹿島臨海鉄道株式会社、近畿日本ツーリスト株式会社、五洋建設株式会社、株式会社JTB関東法人営業水戸支店、
東洋建設株式会社、株式会社トロンマネージメント、日東電気株式会社磯原工場、みらい建設工業株式会社茨城営業所、有限会社盛金製作所

寄附

一般財団法人茨城県環境保全事業団、茨城県造園業協同組合、茨城トヨタ自動車株式会社、茨城日野自動車株式会社、
五光物流株式会社、太平電業株式会社、トヨタL&F茨城株式会社、トヨタカローラ南茨城株式会社、
株式会社トヨタレンタリース茨城、ネッツトヨタ水戸株式会社、ハタヤ商事株式会社、水戸信用金庫磯原支店、
リスカ株式会社、大木 芳則、高井 雅彦

参加アーティスト数

85組(22の国と地域より参加)

作品数

109(プロジェクトを含む)

主な展示会場

①五浦・高萩海浜エリア(茨城県天心記念五浦美術館周辺や高萩市の海浜部)
②日立駅周辺エリア(JR常磐線日立駅周辺)
③奥久慈清流エリア(常陸大宮市の久慈川流域やJR水郡線常陸大子駅前地区)
④常陸太田鯨ヶ丘エリア(常陸太田市中心部の街並み)

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会場・作品 一覧表

茨城県北芸術祭実行委員会

※平成28年5月23日時点。順不同。

会長

橋本 昌 (茨城県知事)

副会長

小川 春樹 (日立市長)
大久保 太一 (常陸太田市長)
小田木 真代 (高萩市長)
豊田 稔 (北茨城市長)
三次 真一郎 (常陸大宮市長)
綿引 久男 (大子町長)

委員

関東運輸局長、茨城県商工会議所連合会会長、茨城県商工会連合会会長、茨城県中小企業団体中央会会長、
(一社)茨城県経営者協会会長、茨城県農業協同組合中央会会長、(独)日本貿易振興機構茨城貿易情報センター所長、
東京藝術大学美術学部長、筑波大学芸術系長、茨城大学五浦美術文化研究所長、茨城県高等学校文化連盟会長、
(公財)いばらき文化振興財団理事長、(公財)茨城県国際交流協会理事長、茨城文化団体連合会長、
(公財)日立市民科学文化財団理事長、茨城デザイン振興協議会会長、笠間日動美術館副館長、日本政府観光局(JNTO)理事、
(一社)茨城県観光物産協会会長、(一社)茨城県旅行業協会会長、茨城県ホテル旅館生活衛生同業組合理事長、
東日本旅客鉄道(株)水戸支社長、(一社)茨城県バス協会会長、(一社)茨城県ハイヤー・タクシー協会会長、
茨城県レンタカー協会会長、(株)茨城新聞社代表取締役社長、日本放送協会水戸放送局局長、(株)茨城放送代表取締役社長、
(株)日立製作所電力システム社日立事業所副事業所長、東京ガス(株)茨城事業部長、
JX金属(株)日立事業所長、(公社)日本青年会議所関東地区茨城ブロック協議会会長、
茨城県商工会議所青年部連合会会長、茨城県商工会青年部連合会会長、茨城県中小企業青年中央会会長、
(一社)茨城県経営者協会青年経営研究会会長

監事

寺門 一義 ((株)常陽銀行取締役頭取)
藤川 雅海 ((株)筑波銀行代表取締役頭取)

顧問

小川 一成 (茨城県議会議長)
豊田 稔 (茨城県市長会長)
小谷 隆亮 (茨城県町村会長)

ディレクターチーム

総合ディレクター        南條 史生
キュレーター          四方 幸子
キュレーター          金澤 韻
クリエイティブディレクター   谷川 じゅんじ
コミュニケーションディレクター 林 千晶
オフィシャルデザイナー     岡本 健
ジェネラルマネージャー     桑原 康介