リサーチプロジェクト ‐ 2

レ=トゥア・ティエン Le Thua Tien(ヴェトナム)

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PROFILE
1964年ヴェトナム生まれ/在住。1995-96 年アムステルダム王立芸術院(オランダ)、1998 年フエ芸術大学(ヴェトナム)、2008年ニューサウスウェールズ大学大学院(オーストラリア)にて学ぶ。自然素材を用い、人々の願いや環境問題について制作を行う。2005 年ホーチミン市立美術館(ヴェトナム)、2014 年チェンマイ大学(タイ)などで発表。アーカスプロジェクト2003 年度招聘アーティスト。

 

滞在期間:2015.11.14-11.27
滞在地:常陸太田市、日立市など

 

常陸太田市、旧水府村のコミュニティを中心に調査をし、また県北の自然や各市町の様子、素材、プロダクト、人々の生活を見て回った。特に常陸太田市の主婦からなるクリエイティブ集団とのコミュニケーションによって、ティエンがそれまで行ってきた折り紙のプロジェクトのプランを進めることになった。

 

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日立市の日鉱記念館にて日本近代化の歴史をリサーチ(左)。常陸太田市のアートスペース・ロクロクリンでは地域の暮らしに触れた(右)

 

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Origami Project 2015
Vermont Studio Center, Vermont, USA
※参考図版

タワッシャイ・プンサワッ Tawatchai Puntusawasdi(タイ)

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PROFILE
1971 年タイ生まれ/在住。1993 年チェンマイ大学卒業、2001 年シラパコーン大学で美術修士号取得。歪んだ椅子、ベッド、家など、数学と自然素材、ブッダの思想などを組み合わせた建築的な彫刻を制作。2003年ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)、2006 年シドニー・ビエンナーレ(オーストラリア)、2012 年バンコク芸術文化センター(タイ)などで発表。アーカスプロジェクト1996 年度招聘アーティスト。

 

滞在期間:2015.11.14-11.27
滞在地:北茨城市、日立市など

 

北茨城市、日立市などを訪れ、県北の自然や文化環境を学び、作品制作に向かう知識と思いを深めた。道具や制作場所の調査も同時に行った。作品を設置する場所の緯度と経度を計算した立体作品の制作に向けて来年度も活動を継続する。

 

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日立市の日鉱記念館にて、レ=トゥア・ティエンとともに日本の近代化をリサーチ(左)。
常陸大宮市の旧美和中学校で市職員より廃校について話を聞く(右)

 

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Southeaster Wind 2007
© Morisot Foundation, France
Photo by artist
※参考図版

スッシリー・プイオック Sudsiri Pui-ock(タイ)

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PROFILE
1976 年タイ生まれ/在住。2003年シラパコーン大学卒業。生命の在り方に関心を寄せる。自然と人間の関係を問い直し、自然と共生する人間の在り方を彫刻や映像などで表現。2009年ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)、2011 年横浜トリエンナーレ(日本)、2012年シドニー・ビエンナーレ(オーストラリア)などで発表。 アーカスプロジェクト2006 年度招聘アーティスト。

 

滞在期間:2015.12.9-12.18
滞在地:北茨城市、高萩市など

 

海に大きな興味を持ち、北茨城市、高萩市、日立市と、主として海側の調査を行い、作品の構想を練った。最終的には高萩市の海岸でのリサーチに焦点を絞った。また、東日本大震災時とその後における人々の動きや心情について数人にインタビューを行い、作品制作に向けての思索を深めた。

 

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日立市の川尻海岸で震災後の海をリサーチ(左)。同市の伊師浜海岸でも同様のリサーチを行った(右)

 

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Hearts 2014
Photo by Thomas van Nes
※参考図版

タクシナー・ピピトゥクル Tuksina Pipitkul(タイ)

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PROFILE
1973年タイ生まれ/在住。1999 年カリフォルニア州立大学卒業。動物やモンスターの視点に関心を寄せ、一般的には退けられるような対象に可愛らしさを付け加えながら、問題の深部へと観客を導くような作品で知られる。バンコク大学で教鞭を執るほか、オーストラリア、イタリア、セルビア、日本、アメリカなどで展覧会多数。 アーカスプロジェクト2001 年度招聘アーティスト。

 

滞在期間:2015.12.9-12.22
滞在地:常陸太田市、日立市など

 

自然環境や町の様子を調査した。自身がタイにて洪水被害に遭った経験から、茨城の人々の災害体験とその後の生活に興味を持ち、数人にインタビュー。「災害時持ち出し袋」などの調査を行う。一方で日立市の日鉱記念館の機械類に興味を持ち、人々と土地の歴史を象徴する同記念館での体験をベースに、子供たちも楽しめる作品を構想することとなった。

 

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常陸太田市水府地区にて、震災時の住民の心境や状況について聞く(左)。日立市の宿泊先にて、スタッフや滞在者にタイ料理を振る舞う(右)

 

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Where are they staying 1 2011
Photo by artist
※参考図版